悪人が支配

『勝てば官軍、負ければ賊軍』という言葉があります。
つまり勝ったほうが正義ということです。
以前にも書きましたが勝ったほうが歴史書を自分を英雄にして勝手に作ってきたという歴史があります。
又、悪人と善人では悪人の方が断然強く勝つ確率は格段に高いといえます。
悪人は手段を選ばないため、姑息な脅しという手を使います。
実はこれは、一般の善人にはものすごく効果があるやり方で、
次々に善人を自分側につけることができます。
又お金の集金についても手段を選ばないため、
善人に比べてはるかに効率よくお金を集めることができます。
そのうち悪人の金や力は、善人の英知より一般の善人にとっても遥かに魅力的になります。
結局世の中は歴代悪人の手によって運営されるということになります。

しかし、本来悪人の運営のため、必ず善人の犠牲者というのが必要です。
その犠牲となっているのが、ビジネスとしての戦争、公害等国家犯罪等被害者や、
集団ストーカーの被害者であるということです。

民主主義というのの盲点は実はここにあります。
つまり多数決の世界は
私利私欲と自己保身で悪人側に身を売った善人の過半数
マイノリティの善人の人権さえも無視できるということです。

去年欧州議会で『従軍慰安婦非難決議案』の本会議で、
議会の定数は785に対して、決議案への投票数は57で、賛成54、棄権3で
結局、日本政府に公式の謝罪などを求める決議案を賛成多数で可決したというのがありましたが、
このように一部の議員の意思が欧州全体の意思になりうるというようなことが成り立ちます。
多分欧州の街角で一般の人にインタビューしても、
ほとんど何のことかさえもわからない人がほとんどではないでしょうか。

現在の日本でも往々にしてこのようなことが成り立ってしまいます。
一部の組織の人間の意思が日本全国民の意思であるかのように、
人の心を無視して作りかえることは簡単なのです。
又、組織に属していない人間の意思は無視され、
(個人で抗議しても支配者はびくともしない)
組織は個を抹殺するの名のとおり組織の中の少数の支配者の意見が
組織全体の意見として集約されるなど、
実際の国民全体の意思を反映していないものが国民全体の意思とされるケースも
数多く出てきます
つまり民主主義といえども、
実際は一部の人間の意志が反映されているだけということも往々にありえるのです。

こうして、世の中は少数の悪人が操るままに三文芝居が演じられます。
(悪人が自分たちを正義に見せるには三文芝居が不可欠なのです)
そして、虚構の世界がつくられるというわけです。